2017/10/10
兵庫県警暴力団対策課と葺合署などは１０日午前、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、指定暴力団神戸山口組若頭で俠友会会長の寺岡修容疑者、二代目松下組組長 岡本久男容疑者ら４人を逮捕した。
逮捕容疑
寺岡修容疑者は今年３月、同市中央区二宮町の神戸山口組神戸連絡所として使われている土地建物を自身に所有権移転させる際、元所有者の右翼団体関係者と共謀し、実体のない信託契約を結び、虚偽の登記申請をした疑い。
岡本容疑者は、昨年１１月、同市中央区琴ノ緒町の二代目松下組本部事務所を自身が管理しながら、別の男に依頼したという虚偽の信託登記をした疑いが持たれての逮捕となった。
神戸連絡所はＪＲ三ノ宮駅に近い中心市街地の一角にあり、今年の春ごろから幹部らの会合などが開かれている。
兵庫県警は、寺岡容疑者が元所有者の右翼団体関係者の男が、施設を入手する前から神戸山口組の事務所として使う計画していたとして、警察は組織ぐるみの犯行とみている。
寺岡容疑者は、調べに対し「ウソの信託登記をしたことはありません」と容疑を否認している。
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