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❖ヤクザニュース❖
2017/2/2
府中刑務所に服役中の指定暴力団山口組六代目山口組若頭の高山清司受刑者(69)が、刑務所の医療が不十分として、国に1100万円の賠償と、自身が指名する外部医師による診療の許可を求めて提訴した。
高山受刑者は後縦靱帯骨化症と言われる背骨の難病を患っており、適切な治療やリハビリを受けなければ体が硬直し、生命の危険が生じると主張した。
移送前の大阪拘置所では毎日1時間半のマッサージを受けられたのに、府中刑務所ではリハビリの時間が限られ、内容も不十分だとしている。
平成27年5月、勾留中の主治医で、京都拘置所と提携していた医師の治療を受けられるよう申請したが、認められなかったとも訴えている。
1月31日の東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、国は請求棄却を求めた。
後縦靱帯骨化症は何らかの影響で、靭帯が骨化することで脊髄が圧迫される病気で、厚生労働省の特定疾患に指定されている。
認知度が低いわりに日本人の約3パーセントに発症し、黄色靭帯骨化症や前縦靭帯骨化症を合併しやすい。
保存療法、重度になれば手術が必要だが、いずれにしてもリハビリテーションや早期治療が必要とされており、重度の患者は治療費の公的補助が受けられる。