指定暴力団山口組の司忍組長と、直系組織の玉地組(除籍処分で解散)の元組長を相手取り、約1100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしている男性を殺害しようとしたとして大阪府警捜査4課と堺署は15日、 殺人未遂容疑で、山口組傘下極粋会幹部、笠原正治と
山口組系元組員、小林誉士昭詐(欺罪などで起訴)の両被告を逮捕した。
逮捕容疑は共謀し3月2日午前5時20分ごろ、 堺市堺区甲斐町西の路上で、出勤途中だった40代の自営業男性に 金属製の工具で背後から頭を殴るなどして殺害しようとした疑い。
平成24年、玉地組元組長は男性への違法な高金利での貸し付けなどで逮捕され、有罪が確定している。
府警は男性が訴訟を起こしたことなどに対する報復とみて、犯行の指示役がいないかなどを調べている。