指定暴力団山口組の司忍組長の出身母体、弘道会が山口組分裂後、初の定例会を12日に名古屋で開いた。
名古屋市の弘道会本部において、午前9時半ごろから会長ら幹部らが集まり、定例会が執り行われた。
山口組では弘道会が影響力を強めていることを受け、五代目組長の出身母体、山健組などが、反発し離脱。今後、弘道会を中心とする山口組と、分裂した神戸山口組との間で勢力争いが起こる恐れがあり、警察は警戒を強めている。
警察幹部が「ふたを開けてみないと分からない。開けても分からないかもしれない」と評する混沌のなかで、警察当局は全国の都道府県警を通じて情報収集を進めている。